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 ★ニュース『生きいき憲法』




東京大交流会(仮称)
第4回実行委員会の記録



日 程:2011年8月29日(月)18:00〜20:30
会場:けんせつプラザ東京 5階 会議室
参加者:28人

 まず最初に、事務局から今年の12月に開催する「講演と音楽の夕べ――原発・平和・9条」について報告がありました。この企画は原発問題と憲法9条の関 係を広く共有するための企画で、文学者や音楽家などに出演をお願いして(現在折衝中)文化的な香りの高いものにすると同時に、福島の九条の会にも来ても らって現場の実情を語ってもらうという内容を考えている。日程は、出演者の都合が優先されるが、12月14日を第一候補とする。会場は1千数百人規模の会 場を押さえるつもりでいる、という報告でした。

 この報告について、参加者から次のような意見が出されました。「各地域の企画とぶつからないよう調整してほしい」「出演者に女性を入れた方がよい」「気 楽に参加できる魅力的な企画を打って、財政的にも基盤を固めよう」「11月の全国交流集会、12月のこの企画、そして来年6月の東京大交流会という流れを 作るよう工夫したほうがいい」などなど。

 続いて、前回に引き続いて来年6月の「東京大交流会(仮称)」についての意見交換を行ないました。大きく整理すれば以下のような点をめぐって議論しまし た。

 ひとつは今後の情勢の動きについてです。情勢とかみあう交流会にする必要があるから、来年6月にはどういう情勢になっているかを念頭におきながら企画を 練る必要があるとの意見が出ました。これについては、民主党の新しい代表が決まれば改憲への動きが加速するのではないか、原発と復興計画をめぐる対抗が引 き続き焦点となるだろう、また教科書問題も見逃せないだろう、などの意見が出されましたが、どれかに絞るとか、誰かの指示を待つという発想ではなく、それ ぞれの会がこれこそ大事だと思う運動を自主的に探求して、その成果と経験を6月の大交流会に持ち寄る、そういう進め方が大事だという点で一致しました。

 二つめは、最近の脱原発と被災者支援の市民運動の盛り上がりをどう見るかについてです。3.11は国民が「主権」というものを考えるきっかけになってい る。多くの国民が自ら政治を動かす力になろうと立ち上がっている。九条の会もそういう変化を受け止めて、これをもっと根づかせるような運動を展開していか なければいけないという意見がでました。またこれと関連して、来年の大交流会でも東北から人を呼んで実情を語ってもらう分科会を作ろうという意見、またな かなか力を発揮できない「弱小の」九条の会が寄り集まって、悩みを語り合って、力を合わせていける場を作りたいという意見もでました。

 三つめは若い力をどう結集するかという問題です。九条の会は年齢層が高い。なんとかして若い世代との接点を作らなければいけない。しかし、それは若い人 を「取り込む」というのではなく、若い人の場に「こちらから出向く」というのが筋ではないか。中大など頑張っている学生の会に話を聞きたいという声があり ました。この問題については、3.11で青年学生の意識が大きく変わった、石巻市へのボランティア活動や山田洋次映画監督の企画に若者が積極的に参加して いる、「青年自身が企画し青年を組織する、私たち大人はそのお手伝いをする」という関わり方が大事だという意見が出される一方で、原水禁世界大会での学生 の取り組みを見ていると元気がない、学生まかせでは先細りになるのではないか、大学などは3〜4年で入れ替わってしまうからノウハウが引き継がれないとす ぐに運動がなくなってしまう難しさがある、などの指摘もありました。でも、とにかく若い人には語っていこう、いま語っておけば、いずれそれを思い出し力に してくれる時がくるという発言もありました。

 次回は9月26日に開きます。


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