東京大交流会(仮称)
第3回実行委員会の記録
日
程:2011年8月1日(月)18:20〜20:30
会場:豊島区民センター、第5会議室
参加者:33人
まず事務局長から、この間の取り組みについて4点の報告がありました。
(1)7月22日に「福島県九条の
会」事務局と懇談した。
(2)7月23日に「みやぎ憲法九
条の会」事務局と懇談した。
(3)ニュース「生きいき憲法」の
編集部より、紙面改善のためのアンケートのお願い。
(4)その他
@今年11月19日に開かれる第4回全国交流集会の運営委員
会が発足しました。
A前回、石山久男さんの学習会で学んだことをふまえて、「東
京連絡会」の事務局員一同の名前で東京都教育委員会に「『つくる会』系の歴史・公民の教科書は歴史認識を歪め憲法九条の価値を否定するものなのでこれを採
択しないように」という申し入れをしました。しかし7月28日、東京都教育委員会は都立中高一貫校10校で育鵬社の教科書を、都立特別進学校のうち20校
で育鵬社と自由社の教科書を採択した。
次いで討議事項として、来年の「東京大交流会」は7月1日に正則高校で開くことが最有力候補になっていると報告した後、どのような持ち方がよいか、
意見を出して欲しいと議題提起しました。
以上の報告・議題提案を受けて、自由に討論しました。以下は主な発言です。
- 町田:全体会では安斎育郎さんを読んだらどうだろうか。原発問題で知名度があがっているので今から交渉したほうがい
いと思う。
- 事務局:事務局の中の議論では、美術や詩や俳句などの分野別の九条の会に作品を展示してもらうとか、各九条の会が模
造紙に自分たちの活動をまとめて張り出すとか、東京の先進的な取り組みをしている会に詳細な報告をしてもらうとか、そういうアイデアが出ている。全国交流
集会とは違う、独創的で、東京ならではの交流会にしたい。
- 東大和:秋に「第2回憲法まつり」を準備しているが、テーマをどうするかで悩んでいる。東京の九条の会として震災復
興についてどんなふうに関われるのかで悩んでいる。みなさんはどう考えますか?
- 練馬:私は7月6〜9日に宮城県石巻市にボランティアに行ってきた。聞き取り調査、バザー、家財道具の廃棄などの手
伝いをしてきた。現地はやっと自立にむけて動き始めたばかりで、自立できない人は仮設住宅には移れず、避難所に残っている。物資も(余っている所もあるよ
うだが)まだまだ必要とされている。孤立感がある。寄り添うことが大切だと感じた。
- 弁護士:私は「原発なしの生活」をどうやっていくのか、その政策づくりを考える必要があると思う。みんなで作りた
い。秋ころには私案を出すので議論して欲しい。
- 目黒:来年の大交流会にむけて活動を作っていくことが大事だと思う。
- 事務局:その活動を結集する場として大交流会を活かしてほしい。一律に提起するわけではないが、模造紙にまとめて張
り出すなどして、すべての会から活動紹介されるような場にしたい。
- 江北:宮城の九条の会では「いま現金が必要」と言われたとのことだが、お金(カンパ)を集めるシステムを東京の九条
の会では作らないのか?
- 大田区:それは九条の会の仕事ではないのではないか?「現金が求められている」という声を伝え広めることは大事だ
が、お金集めまでやるのはどうかと思う。
- 事務局:私も個人的にお金を送って喜ばれた経験はあるが、事務局としては義援金を集めるシステムをつくる議論は考え
ていない。
- 東大和:私たちの会も、来週、映画上映会をして、そこの収益の半分を福島に送る計画にしているが、そういうことは個
々の会の取り組みとしてやればいい。
- 下町人間:お金を集めてもどこに渡すのかという問題がでる。日赤では多額の義援金が集まっているが、まだそれが配ら
れていないと聞く。
- 練馬:「日赤にわたす」と言うよりも「現地の九条の会にわたす」と言った方が集まるかも知れないね。
- 事務局:宮城には県内各地に100ぐらいの九条の会があるが、県の会がそれぞれの実情をよく把握している。県の会に
わたせば必要に応じてうまく配分してくれると思う。
- 大田区:次のニュースで福島・宮城との懇談について報告を書いて欲しい。そこに「現金が必要」という現地の声を紹介
して、それぞれの会の連絡先を載せてくれれば送りやすくなる。
- 事務局:そうしましょう。
次回の実行委員会は8月29日(月)18:00〜20:00、けんせつプラザ東京(予定)です。
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