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 ★ニュース『生きいき憲法』




第3回懇談会の記録


日程:2011年1月31日(月)18:00〜20:20
会場:けんせつプラザ東京(東京土建本部)5階会議室
参加者:42人

最 初に、事務局から次のように議題が提案されました。昨年の「東京9条まつり」は30もの会場が一杯に溢れ、寄せられた感想を見ても大成功だったと言え る。今年、その成功を草の根の会の発展にどうつなげていくか、それをみなさんと話し合いたい。具体的な検討項目としては3点提起したい。
@「まつりU」をやるかどうか、やるならいつやるか。
A今年の秋に大きな講演会を持つかどうか。
B今年の春は都知事選があるが、その候補者に憲法九条に対する姿勢を問う「公開質問状」を出したらどうか。

この報告を受け、自由に討論しました。その中では次のような意見が出されました。
  • 個人的意見ですが、「まつり」については、次回をいつやるかを早めに確定して、それを念頭に草の根の活動を組み立て た方がいい。「まつり」と地元の草の根活動が自転車の両ペダルになって前進するような運動サイクルを確立するのが良い。具体的には来年6月に「まつりU」 を開催にしたらどうか。その際、昨年の規模や形にこだわる必要はない。無理なく実現可能で草の根にプラスになる規模や形でやればいい。
  • 東京連絡会の役割は、@逼迫した情勢の時には大胆に動く、Aそうではない時にはきちんとスケジュールを汲んで草の根 の運動を広げる、の2つだと思う。規模や形にこだわらないのであれば、来年6月でいいと思う。まぁ1000人ぐらいの規模なら無理なくできるだろう。そし ていざ逼迫した情勢になったら1万人ぐらい動かせるようになれればいい。
  • 中央区ですが、昨年の「まつり」では「築地直送の珍味で一杯」と戦争体験をまとめた冊子とをセットで500円で販売 しました。おかげで中央区での活動を広めながら財政改善にもなるというありがたい効果がありました。また公園でバーベキュー「ミニまつり」をやろうという 話も出て、活動に刺激をもらいました。そういう経験から言うと、「まつり」を適度なテンポで開催するのは地域の会にとってもプラスがある。
  • 墨田区です。いま若い人が9条以外(例えば25条とか)でも憲法を学びたがっている。そういう広がりをつけるのは大 事ではないかと思う。小澤隆一さんの講演を聞いたら、民主党は自民党以上に危険だと思った。運動を柔軟に広げることが大事だ。
  • 群馬と東京を行き来している者です。今、様々な角度から憲法9条と切り結ぼう、という話があったので私も原発の話を します。日本には原発が沢山ある。そういう国では通常兵器での自衛戦争なんてありえません。原発を攻撃されたら核兵器並みの被害がでる。だから九条で戦争 しないという以外には安全は守れないのです。そういうことも訴えていきたい。
  • 大田区です。結論から言うとやや消極的な意見です。東京連絡会ができて「まつり」も成功したけど、東京連絡会をやろ うという合意が東京全体としてはまだまだ弱いと思う。これを補強していかないと、イベントだけどんどん進めても、足元から崩れるということになりかねな い。それを危惧します。まずはどうやって基盤を強化するかという議論をやらなければいけない。
    また「公開質問状」は誰が代表して発表するのか? どこがそれを合意するのか? 情勢から言えば質問状を出すことに反対ではないが、そういう手続きをきち んとしないと運動が危うくなる。
  • 本郷です。九条の会の灯を消さないためには何かやった方がよいと思う。ただ、何をやるのか、それはみんなで議論して 決める必要がある。そうした議論のためには「こういうのはどうか?」という具体案をいくつか出してもらって議論した方がよい。そうしないと漠然とした議論 に終わってしまう。来年6月という提案に不安を覚える人もいるようだが、具体的に議論しないと形が見えてこない。私は、メーデーが労働者の祭典であるよう に、九条の祭典が毎年あってもいいと思う。
  • 土建です。土建ではいろいろ意見を聞いたけど「あのような大きなイベントは3〜5年に1回でいいのでは」という意見 が多かった。またいろいろ支援するよう頑張ったけど、実際に当日参加した人数は少なかった。それでは「まつり」の成果が土建になかなか返ってこないなと思 う。
  • 杉並です。杉並では、「まつり」について、最初は「そんな大企画はやるべきでない。草の根活動を奨励すべきだ」とい う意見が多かった。そういう意見はまだあるが、かなり前向きな意見が増えました。でも、今後さらに広げるなら、これまでのような実行委員会形式では無理だ と思う。杉並では東京連絡会担当を置くという体制をとった。全ての区や市の会がそういう体制をとって、系統性をもたせて取り組まないと、(実行委員会形式 のように)やりたい人がやる、では続かないと思う。
  • 東大和市です。やはり来年6月はきついと思う。3年に1回ぐらいにして欲しい。「小学校区単位で広げる」という九条 の会の基本が曖昧になっているのではないかと思う。東大和でも映画上映や憲法集会など大規模な企画をやったが、それで小学校区単位でという気運が高まった かと言えば、そうでもない。「まつり」でも同じなのではないか。若い人に広げる、事務局を拡大強化するなど、弱点を克服しながら進めることだ。
  • あきる野市です。「まつり」では五日市憲法の企画を出しました。その講師の方から年賀状が届きましたが、読んでみる と、やはり「まつりが印象深かった」との感想でした。やはり大成功だったんだなと改めて思いました。しかし、これを地元の活動にどう活かしていくのか。あ きる野全体で約900人の会員がいるが、「まつり」参加者は45人しかいなかった。でも「まつり」で刺激を受けて、あれやろう、これやろうというアイデア は広がっている。
  • 稲城市です。「まつり」では登戸研究所の企画を出しました。参加したことを地元にどうフィードバックしたらいいの か、まだはっきりしていない。また東京連絡会の存在感をどう高めるか。これは財政問題にも結びつくこと。これが肝心だ。
  • 江北です。サイクルをどうするかにこだわる必要はないが、やった方がよいと思う。規模や形はこれだと決めないでやる なら、昨年の経験もあることだし、大丈夫と思う。
  • 墨田区です。たとえ小さくしてでも毎年、旗を掲げることは大事だと思う。
  • NPJです。「まつり」ではライブ中継をネットで流しました。今、チュニジア、エジプトでの反政府デモはネットで起 きている。ネットの活用は今後ますます重要になってくる。NPJは協力するつもりなのでどんどん活用してほしい。
  • 豊島区です。NPJについて補足発現します。NPJではイベントの案内も載せています。イベントをする際にはぜひ連 絡を下さい。
  • 新聞OBです。「まつり」や講演会については次回も継続審議でいいと思うが、「公開質問状」については今日話し合う 必要があるでしょう。私は、これはきわめて当然の活動だ、やるべきだと思います。
  • 国税OBです。私も同意見です。
  • 私も「公開質問状」は大賛成です。もちろん、さっき指摘があったように、責任の所在をはっきりさせる、などは必要な 事ですが。次回の懇談会では「質問状」の文案を提案してほしい。
以上のような討論を経て、最後に事務局からまとめの発言がありました。
「まつり」や大講演会など、今年の活動については、2月28日の懇談会で引き続き討論をします。
「公開質問状」については具体的な文案と進め方のたたき台を出します。

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