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★東京連絡会の紹介
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組織と運営のあり方
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発足までの準備経過
★活動記録
★ニュース『生きいき憲法』
★各地の九条の会からの発信
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九条の会東京連絡会はこの10月24日で満1歳を迎えました。この1年間の経験をふまえてさらにいっそう改憲反対の世論と運動を発
展させようと、発足1周年のつどい「ひとつめ」を10月24日、「ふたつめ」を11月13日に開催しました。
九条の会東京連絡会
発足1周年のつどい・ひとつめ
と き 10月24日(土)13:00開場、13:30〜16:30
ところ 日本教育会館・8階・大会議室
内 容
講 演 「生きいき憲法 98歳からのメッセージ」
日野原重明さん(聖路加国際病院理事長)
詩朗読 日色ともゑさん(劇団民藝)
報 告 「九条をめるぐ情勢と運動」
都丸哲也さん(九条の会東京連絡会事務局代表)
日野原重明さん 「アクセル踏んですすもう」とメッセージ
東京連絡会が発足の準備をはじめた昨春、真っ先に賛同の
返事をいただき、「ニュース」の題名と揮毫をしてくださった日野原重明さんが、ようやく時間をつ
くっての講演が実現した「1周年のつどい・ひとつめ」。10月24日(土)の午後、一ツ橋の日本教育会館8階の大会議室に約200人が集まった。ビルの1
階へ出迎えにいかねばと思っていたら、ご本人が8階まで階段をスタスタと昇って来られた。話には聞いていたが、息も切らしていない。会長をされている学会
とダブルブッキングして、会の途中、抜け出して来られたとのこと。
今日の演題は『生きいき憲法〜98歳からのメッセージ』。前日、東京大空襲・戦災資料センターを訪ねての感想を述べ、「戦争を知らない人、空襲を知らない
人たちが、広島・長崎の原爆だけでなしに東京で戦争があったことを知るために、ぜひ行って見てほしい」とよびかけて始められた。
戦争はあってはならない、平和憲法を変える国民投票のときに「ノー」という声をひろげるために、九条の会東京連絡会はわずか発足1年だが、グーッとアクセ
ル踏んでスピード出して進んでほしい。いま、核兵器を持っているアメリカ軍と自衛隊が一緒に訓練をしているのだから、日本は核兵器を持っていると同じだ。
私は10年先には核兵器も沖縄の基地もなくすという運動に持っていきたい。今、民主党政権が普天間基地をどうこうすることだが、アメリカの力が強いからマ
ニフェストを変えなくちゃということにぶつかっている。架空のマニフェストは日本を救わないということを考えながら、国民が意思表示するには九条の会とう
のはいい。
みなさんの手元のリーフレットにある「新老人の会」、究極的には平和運動。75歳以上でシニア、60歳以上はジュニア、20歳以上はサポーター。私が会長
で会員が1万人以上。3年後には5万人になる。これが「九条の会」と一緒になって日本を守る。軍備のない国になれば、よその国から攻撃はされない。今、北
朝鮮の核兵器のことをいうけれど、アメリカなど8カ国が核兵器を持っていて、それを持ったまま北朝鮮の核兵器ノーといっても、それは聞かないのは当然。そ
んなとき、オバマさんが核兵器をなくすと言った。これは高く評価するが、被爆国の日本こそが世界を動かすべき。平和の道をつくるには、日本が自衛隊を自衛
軍にしようとしているのを、国民投票でノーという。この数が必要。九条の会は日本中にあるけれど、急上昇しないとね。そして、文化国家は選挙権18歳、
17歳。青年は未熟というが選挙権を持つと成熟するのだ。日本ももっと若い人に選挙権を早くする運動を一緒にやろうじゃないか。私は、命の大切さと戦争が
よくないということを小学校に行って子どもたちに教えている。
このあと、パワーポイントを使って、シュバイツアー、カントなど先人の言葉を紹介しながら、「今日、私がみなさんに出会った、大きな出会いだったとうこと
を信じて、私はみなさんと一緒に行動したいと思います」と、メッセージを結び、参加者の熱い拍手に包まれた。
日色ともゑさん 心に響いた詩の朗読で
続いて、俳優の日色ともゑさん(劇団民藝)が登場。日本橋
蛎殻町で生まれ、敗戦時は4歳。、疎開していたが、3月10日の大空襲で家は焼かれ、母に実家の
本所の家では、祖母と8ヶ月の身重の叔母が焼死。物心ついてから父母からその空襲のときの話を聞いて戦争の怖さ、むごたらしさ、理不尽さへの怒りが正義感
の強い子どもをつくったこと。叔母の、この世に生まれることの出来なかった赤ちゃんや、あの戦争で奪われたたくさんのかけがえのない命のために、生きのび
た私は、演劇を通して平和な世界をつくるために訴え続けると語り、花森安治作『戦場』を朗読し、参加者に大きな感銘を与えた。
その後、「九条をめぐる情勢と運動」について、九条の会東京連絡会事務局代表の都丸哲也さんが発言。初心にかえって、九条を守る1点でのつながりをひろげ
「小学校単位の会」づくりをあくまで追求していくことを訴えた。最後に、事務局の平野健さんが「1周年のつどい・ふたつめ」の成功と財政活動への協力を訴
えて終った。
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